HHHのエラーサインの解除は、メーカーに修理依頼をして解除してもらうしかありません。
ネットで検索すると動画や写真付きで、HHHが解除できたとか、使用者が分解している投稿が見られますが、真似をしないでください。HHHは、換気のエラーが複数回連続で発生した時に出るエラーサイン。ストーブが全く使えない状態になります。そもそもの換気エラーが出た原因を取り除かなければ、またHHHは再発します。
HHHの原因はおおよそ3つ
- 換気不足の場合
- 異常な燃焼
- フレームロッドが働かない
換気不足の場合
換気を一時間に1回から2回行います。窓を開けて外気を取り込みます。
換気なんかしたら、せっかく温めたのに寒いじゃねーかよ!って思いますよね。確かに部屋の空気は冷えます。それでも、天井や床、壁が暖かくなっているから、すぐに温度が戻るはずです。換気をちゃんとする。ファンヒーターとはそういう使い方をするストーブです。
異常な燃焼
ストーブの故障や、変質した灯油で正常に燃焼しない場合があります。
そんな時にも換気のサインが出ることがあります。窓を開けて換気をしても直ぐに換気のサインが出る時は、修理業者やメーカーに修理の依頼をする必要があるかもしれません。どのメーカーもほとんどが3年保証となっていますが、変質灯油が原因の場合は原則的に有償修理になります。
フレームロッドが働かない
フレームロッドは、炎の状態を見ているセンサーです。
よくあるのが、フレームロッドにシリコンが付着して白くなっている。こんな時はちゃんと燃焼していても、炎の状態を確認できなくて、換気のサインが出ます。柔軟剤とかにもシリコンが含まれているものがあるようで、洗濯物を部屋干ししているとシリコンが出るようです。温風の吹き出し口が白くなっていると、シリコンが原因の場合が多いです。
今回、HHHが表示されたストーブ。
原因は白い粉。フレームロッドで炎の状態を読み取ることができませんでした。しっかりと清掃したあと、部品を交換。HHHを解除した後に、燃焼の確認をして終わりとなります。
換気をしても、換気のエラーサインが出る時は、何かしらの修理が必要になってきます。利用者の安全を確保するためのサインなので、換気が面倒だなと思っても、そういう商品なんだと理解してもらうといいかと思います。