ストーブの点検整備で金額を伝えるとびっくりして怒っちゃう人もいるんで、こっちもビックリするんだけどね。なので事前にお伝えしてしておきます。よく依頼のくるコロナ社製品のFFストーブ(床暖なし)タイプで2024年5月時点で消費税別の総額43,130円です。FF-68○○PRとかの型式で○○は西暦の下二桁がはいります。
内訳は
作業工賃 24,000円
パッキンセット 6,050円
点火ヒーター 6,890円
燃焼リング 4,400円
ポットサーミスタ 1,040円
フレームロット 750円
となっていて、ちなみに10年前はどうだったかというと
作業工賃22,000円
パッキンセット 2,410円
点火ヒーター 5,170円
燃焼リング 3,300円
ポットサーミスタ 770円
フレームロット 440円
総額 34,090円
となり、9,040円の価格差があります。消費税を含めるとおおよそ10,000円の値上がりになるんですね。工賃が耐熱塗料などの値上げにより2,000円上がっています。部品だけだと10年前から見ると7,040円の値上がりとなってます。私は毎年徐々に値上がりを感じ、お客さんは5年に1回とかで連絡してみたら1万円違ったらビックリもするわな。
写真はコロナ社のFFストーブを点検整備するのに必要なパッキンです。円筒ガラスの上下やヒーター周りの部品の繋ぎ目に使用されていて、部品を外すとパッキンは崩れたりするんで再利用できないから必ず交換が必要になります。このパッキンのセットだけで、3,640円の値上げになってます。食品なんかも物価高騰で1.5倍とか2倍くらいにはなってますよね。ジンギスカンの丸い冷凍肉なんかは超絶高くて買えない、好きなんだけどな。
7月末まで作業工賃を20%割引しています。今回のコロナ社のFFストーブの場合だと43,130円から4,800円の値引きになり、総額38,330円(消費税別)になります。どうして値引きするのかというと、例年8月以降にストーブを点検に出される事が多くて混み合ってしまい納期の約束ができない状態になってしまうから、ストーブの点検整備の時期を前倒ししてもらうために値引きをしています。
点火ヒーターや燃焼リングを点検整備に合わせてなぜ交換する必要があるのか?今はちゃんと動いているのに交換する必要はないだろう的な話も出てくるんですが、それはまた別の機会に。