ホワイトデーいかがお過ごしでしょうか。
ボクはお返しするところが無く平穏な日々を過ごしています。
どうも、街のあったかサポーター
のぞえ商事の野副弘幸です。
昨日はめちゃんこ天気が良くて気持ちの良い一日。道内各地ではかなり冷え込んだようですが、室蘭地方はなんだかポカポカ陽気。と言いつつも夜はまだ冷え込みが厳しいよね。
ボクの仕事は暖房機の修理なんですが、春になってあったかくなってくると、全く仕事が無くなってしまうのです。全くってほどでも無いけど、給湯器の入れ替えとかね。少しはありますよ。
でも主力の石油ストーブは、多少調子が悪くても火がつかなくても、これからあったかくなって来るんだと思えば、わざわざ修理しないでなんとか誤魔化してそのまま使いたいですよね。だってボクもそう思うもん。
春の時期に石油ストーブの修理以来が来ても、えっ直すの?って感覚があって、お客さんからしたら必要だから修理依頼をしてくれるんだけど、もったいないなーと勝手に考えてしまいます。
こっからが本題です。
そんなこんなで、ここからが本題ですが(前置きながーっ)日本のエネルギー事情なんて知らないけど(ホントはとても調べてるよー)、オール電化やら、ガス暖房、ガスと電気でのハイブリット、暖房に使う燃料がシフトしているのは明らかになってきています。
灯油を使う石油ストーブは新築住宅では設置されていないのが現状で、ほとんどが温水パネルや電気パネル、最近ではエアコンで暖房できる住宅もあるようです。北海道でエアコン暖房ってちょっと前までは考えられなかったけどね。
石油(灯油)を燃料として使う暖房ボイラーを熱源にした、温水パネルの施工や修理も扱ってはいます。でもこちらも年々販売台数は減少傾向。石油ストーブの販売台数も年々下がってきている事は日本ガス石油危機工業会の発表でも明らかになっています。
そこで会社の維持継続のため、思い切って値上げをしてみようと考えています。値上げするのは、石油燃焼器具にはどうしても必要な「点検整備」の工賃部分のみを約一割ほど値上げします。(車で言うと車検に当たるイメージです)値上げするのは修理じゃなく「点検整備」ね。
「点検整備」ってどんなことをするの?
⬆️ここまでバラしますよ。
点検整備はストーブをお預かりし、一旦バラバラに分解して再度組み上げる。言葉にすると簡単なんですが、
取り外した外装品の洗浄、磨き
放熱器の大尉熱塗料剥離、再塗装
内部に溜まったホコリの清掃、洗浄
燃焼室内のカーボンの除去、清掃、塗装
消耗部品の交換(お客さんの了解を得てから)
各機能が正常に作動しているかの確認
この他に、お客さんのお家に伺って引き取り納品作業、試験燃焼
引き取りから納品までを時間で計算すると軽く一台につき5時間くらいかかっています。
そんなこっち側の一方的な事情を言われても、困りますよね。でも納品後にストーブの前で楽しい団欒ができるように心を込めての作業なので、そのくらいの時間がかかります。手を抜くことが出来ない不器用な会社です。
いいでしょ。こうゆう感じも。
値上げする前に色々考えてました。
前にね、一回だけ挑戦してみたんです。どうやったら手間を抜くことが出来るかって。時間は短くなったけど、満足しないのです。我々が。楽しくなかったの、こんな作業で料金を頂くのが嫌だなって感じて、やっぱりちゃんとやろうね、ってことになりました。
値上げをする事にかなりの不安や戸惑いがあります。いつものお客さんが居なくなるのではないか、そもそも点検をやめてしまうのではないか。正直怖いです。
でも今まで20年以上値上げをして来なかったのでそろそろ限界なんですよ。石油ストーブの点検で生計を立てるのが。保有台数が減少している分、会社を維持して、お客さんに迷惑かけないようにするための値上げです。
ストーブやボイラーの製品や部品の値段、修理にかかる工賃はそのまま据え置きしていきますので、これまで同様引き続きよろしくお願いしますね。
値上げをしなくても会社を継続できるように、
何か新しい事にチャレンジして行こうと感じている2017の春のお知らせでした。
みなさんがあったかい生活を過ごせますように。