暖房用の不凍液はいつ交換するのが良いのかっていうと、4年毎って事になります。
どうも街のあったかサポーター、のぞえ商事の野副弘幸ですが
どうして、交換が必要なのか?
空気に触れることで、酸化して劣化します。
酸化すると何があるのかっていうと、不凍液を送る配管や暖房のパネル、熱源となるボイラーが酸化された不凍液によって腐食を始めるので、配管やボイラーに穴が開いたり液漏れし始めます。
10年何もしないで、使えている家庭もあるので「必ず交換をやってください」とは言いにくい所もありますが、劣化した不凍液を使っていると循環が悪くなったりするので、できれば交換した方がいいですよ。
左が交換した時に排出された不凍液。右が新品の不凍液。
減ってきた不凍液の補充は専用の補充液で。
不凍液は蒸発で減って来たら、減った分を補充してあげる必要があります。減ったままにして使っていると、循環ポンプで不凍液を送れなくなって過熱防止センサーという安全装置が働いて、熱源のボイラーが燃焼しなくなります。そんな時には専用の補充液を使ってください。
水道水の成分が不凍液の劣化を進めるので、水道水は使わないでくださいね。製造メーカーが違う不凍液や補充液を補充すると、成分の違いからこれまた劣化しちゃうらしいです。実際に混ぜたことがないのでわかりません。
施工店によって、取り扱う不凍液のメーカーが異なる事が多いので、いつもと違う業者さんに頼む時は、不凍液を交換した時に、その不凍液に合った補充液の購入先を訪ねておくか、補充が必要になった時は不凍液を交換した業者さんにお願いするといいと思います。
不凍液交換の価格は。
実際に不凍液の交換を検索してみたら3万円から6万円が多かったです。ずいぶん幅があるように感じますが、部屋についている暖房パネルの大きさと個数によって不凍液の量と、作業時間が変わって来るのでおおよその目安にしてもらうと良いと思います。だいたい自分のところと同じような価格設定でしたね。
他の業者さんの価格を調べた事が無かったので参考になりました。
なんだか不凍液を交換したり補充したり、出費があったりと面倒な感じもします。今回はボクは断然床暖房の上で寝転がるのが大好きです。温風や輻射熱では味わえないあのぬくもりの中でゴロゴロしたいですね。