春は旅立ちの季節。
嬉しかったり、ちょっと寂しかったり複雑です。
どうも、街にあったかサポーター
のぞえ商事の野副弘幸です。
春、それは暖房とのお別れの季節でもありますね。
それに伴ってボクの会社は仕事量が減ってくるのですが、それはホントどうでもいい情報なので今回は黙っています。
灯油を燃料としているストーブやボイラーをお使いの方なら一度はやった事があるのかな。
灯油を使い切ってしまい、配送してもらっても火がつかないって経験あるのでしょうか。
今週ね、灯油配送してないのにもかかわらず、3件もホームタンクを空にしたってお問い合せがあったのでお役に立てればと思い、ブログにしてみました。
ホームタンクを空にしたらどうして火がつかないの
灯油を使い切ってからまた灯油を入れると、ホームタンクから燃焼器具の間の配管に空気が入って、灯油が流れなくなる現象が起きるからです。
ここは月に2回くらいは確認しましょう
灯油はホームタンクからフロアまでの落差、重力で灯油を燃焼器具まで運んでいるので、密閉された配管の中に空気が入ると飲み物を飲む時に使うストローの先端を塞がれた状態になってしまいます。
ストローの中に飲み物が入っていても片方を塞がれると液体は止まったままになってますよね。
そういう状態が灯油の配管の中で起こっているのです。
ボイラーの場合は、燃焼室に灯油を送り込むポンプの圧力が強いので、空気が入っていてもポンプが引っ張ってくれるので燃焼できる事が多いのですが、ストーブの場合はポンプの圧力が弱いのでなかなか灯油を吸い取ってくれないため、ちゃんと空気を抜く作業が必要になって来ます。
エア抜き作業をやってみよう
ストローの先端を解放するように、燃焼器具側の灯油ゴムホースの先端を解放してあげる作業が必要になって来ます。
まずは灯油のコックを閉めて、ゴムホースを外したときに灯油が出てこない状態にします。
これがコックがしまっている状態です。
次に燃焼器具側のゴムホースを外し、受け皿を用意して灯油のコックを開け、受け皿に灯油を流してあげます。(よく乾かしたペットボトルなんかが用意しやすいでしょうか)
ホースについてるバンドをプラスドライバーで緩めてホースを外します。
灯油が流れて来たらコックを閉め、ゴムホースを燃焼器具から出ているパイプにもと通りに付けてコックを開けます。漏れがない事を確認し、リセットボタンを一度押したら作業は終了です。
あとは電源スイッチを押して燃焼させ再度漏れがない事を確認しましょう。受け皿に溜まった灯油はホームタンクに戻しても良いのですが、ゴミや水が入った場合は燃料を買ったところに相談してください。ちゃんと処理してくれます。
以上がエア抜きと呼ばれている作業です。
それでも灯油が流れてこないときは
この作業をやってみて、灯油が流れてこない事もあります。
灯油配管の距離が長い時や、落差が少ない時、また灯油配管の取り回しがうまくいってない時は灯油が流れてこない事も稀にあります。
そんなときは、ゴムホース側からエアーポンプで空気を押し込んでやったり、配管の手直しが必要な場合もあるので、灯油を入れてくれてるお店か専門の業者に相談してくださいね。
春になって暖かくなってくると、灯油の量をあまり気にしなくなるのでお気をつけてくださいね。