8月1日、1日とか何か始めるには良いよね。キリが良いし継続の状況も1から数えられるのでわかりいい。始めるには良いけど辞めるのにも1日のほうが良かったかなって。
禁煙して40日が経過した。ホントはキリの良いところ7月1日から禁煙する予定が、禁煙の練習してみたら意外とすんなり辞められてしまって…。最初の3日位は変な眠気と倦怠感とタバコを吸いたい欲求に支配されてた感じ。4日目以降は食後、寝起き、車に乗った時とか、何かの区切りで喫煙してた時にキューッって吸いたい衝動になる。あぁ、いつもこのタイミングで無意識に喫煙してたんだって気がつかされる。そんなのが3週間くらいまで続いて、最近はもうどうでも良くなって吸っても吸わなくても良い状態までなった。禁煙のお供にお世話になったのが『「陸軍中野学校」の教え』という本。旧日本軍の戦争をスパイの視点から読み解く的な内容(難しくてまだ全部読んでない)。とにかく頭を暇にしないことを考えた。暇になるとロクな事考えないし、時間があると吸いたい欲求が出てくるのは10年前の禁煙でも体験済み。そんな意味ではちょうど良い本ではあった。これ以上難しいとページをめくることも無かっただろう。
40日後の今、いつでも吸える準備はしてある。吸いたくなかった訳ではなく、世の中に求められなくなって来たのかと思う出来事が増え過ぎた。コロナで自粛していた期間が長過ぎて、外食もお昼だけ、夜は100%家で食べる、2年間もの間飲みに行かない日々。歯医者でさえも受診を控えている。今年の6月頃だったか外食した時にさ、もう席で吸えないの。タバコを吸うのに喫煙所か外にでていかなきゃいけなくて、これめんどくさいし、一緒に行った人みんな喫煙者だったら席に誰も居なくなるなって思った。ところが実際は、非喫煙者のほうが多くて席に残っている人が半分以上いたのよね。子供と買い物とか出かけても、子供乗ってる車内で吸うのは違うじゃない?運転中に車から逃げるって選択肢がない以上、虐待に近いと思うから吸わない訳よ。昨日も下の子をお祭りに連れてったんだけど、2時間くらいかな?喫煙所はあったけど金魚掬いしてる子供を放ったらかして喫煙してるのもちょっと違うしな。仕事でもそう。ストーブを預かって点検整備する時って、分解した部品を洗剤をかけて水洗いするのよ。その作業がここ10年、めっちゃラクチンになって来たの。家中の空気がストーブの中を通って対流してくから、布団のある寝室に設置されたストーブ、洗濯物をストーブの近くで干してる(ストーブの近くで干しちゃダメ、火事になる)家は白っぽいホコリがストーブの中に多くて、動物を飼っている家は毛が多くて、タバコ吸ってる家はもう真っ茶、白なのにストーブが茶!白に戻すまでゴッシゴシ洗うんだけど、今度は洗ってる指が茶になるし、ヤニくさい。喫煙者のストーブは値上げしても良いかもしれない。お客さんの家に入っても、タバコの匂いがする家ってほとんどなくなってきた。すると、もうこちらがタバコ臭いとダメでしょ。ダメじゃなくても気にはなるだろうね。タバコを吸える環境がなくなる一方でたばこ税はガンガン上がってる。喫煙者がいなくなった分、税収は確保しなきゃだからね。あんまり喫煙者がいなくなると、税収を確保するのに喫煙者として納税しないとねとか、タバコ農家も守らなきゃいかんとか、タバコの文化を後世にとか、いろんな事考えてるうちに、また吸っちゃうんだろうな。きっと。そんときはまた、「陸軍中野学校の教え」を頭っから読むわ。
ところで、なんでタバコ辞めたんだっけ。