灯油のゴムホースは、3年おきに交換したい消耗品。
ホームタンクから灯油コックまでは、銅で出来た配管で施工されていて灯油が漏れるという事は少ないです。灯油コックから燃焼機器につながるゴム製のホースは年数が経ったり、陽に当たると劣化して固くなり、そこからひび割れして灯油が漏れてくる可能性があります。交換時期は3年と言われていますが、3年過ぎたからすぐに漏れるわけでもないですが、大丈夫だよっていう期間が3年です。
かと言って3年経たずに灯油が漏れることもあったりします。ゴムホースを長期間未使用で保管してあるものを利用した、屋外や屋外に近い状況で使用してる時は、劣化が早いようです。灯油のホースは屋内で使われる事を前提に作られているので、屋外での使用は不向きです。屋外は銅の配管を利用しましょう。
灯油が漏れて絨毯やフローリングに付いたニオイはなかなか取れません。学生さんのアパートでゴムホースから灯油が漏れて下の階の人から、ニオイがすると苦情が来るまで灯油の漏れを放置されたお部屋に伺ったことがあります。(そんな状況で体調が悪くならなかったのか心配になります)絨毯や布団、フローリングにまで染み付いてしまってかなりの修繕費がかかったようです。
灯油自体は火をつけても燃えにくい液体です。灯油の中に火のついたマッチを入れると消えます。それくらい燃えにくい液体ですが、条件が悪かったら火が付く時もあるので絶対に真似しないでください。灯油に火がつくのは気化している時に火をつけると燃え始めます。絨毯や布団についた灯油が気化していると、部屋の中はいつ火がついてもおかしく無い状態になっています。少しでもニオイが出る時は灯油のコックをしめてご連絡ください。あまりに漏れがひどい時は消防などに連絡お願いします。
そんなことで、微妙に学生アパートと絡めることで今月のテーマの引越し感を演出してみました。