石油ストーブの火が勝手に消えるとお電話いただくことがあります。
最近のエコブームに乗っかり、石油ストーブにもエコボタンなんてものが付いてます。いや実はかなり前からありましたが、セーブ運転と呼ばれていました。このエコ運転とかセーブ運転を作動させておくと、勝手にストーブの火が消えたりすると、驚かれるようです。
どんな機能なのか。
火力調整を自動にしている時、エコモードを使うと設定温度よりも暖かくなれば火を消して、寒くなると火を付ける機能。
例えば設定温度を20度にした場合、室温が20度を超えると消火して、室温が20度を下回ると点火します。メーカーや機種によって設定温度より室内温度が2度下上がったら点火するとか、作動する条件は違うので説明書を参考にしてください。まあ、エコ運転やセーブ運転は設定温度より暑くなったら消火して、寒くなったら点火すると覚えてもらえればいいと思います。
↑下段の右から3番目に「eco」と書いたボタンがあります。エコモードに入っていると、赤い運転スイッチの左上にある小さなランプが点灯します。
運転スイッチは入っているのに、いつの間にか消えていて、エラーも出ないし、表示画面の時計や温度の数字も点灯している時は、エコ運転やセーブ運転になっている可能性が多いです。(最近は消費電力を減らそうとして、画面が消えちゃうのもあるとか)そんな時はエコモードになってないか確認してください。掃除をしていて知らないうちにエコボタンを押してしまった、タイマーと間違えて押してしまった、なんて事も考えられます。
↑最近の機種はエコボタンとランプが一緒になって大きくなり、わかりやすくなっているかと思います。
エコモードを解除するには、エコボタンを押すだけです。緑のランプが消えて通常の運転に切り替わります。設定温度より、室内温度が上がり暖かくなっても、火は消えずに最小火力で燃え続けます。それかスライドレバーを自動運転からずらして、手動火力調整にするとエコモードに入っていても火は消えません。
故障してストーブが止まる時は「E -〇〇」とエラーが表示されるようになっています。その時はエラー番号をお伝えいただくとある程度、話が早くなるのでエラーが出た時はエラーの番号を覚えておいてもらうと助かります。