ボクの思いや日常

かかとを骨折した事をちょっと振り返ってみる。


何とか二足歩行も出来るようになり、これ以上状態が悪くなりそうにも無いので、3ヶ月に及ぶ闘病記を振り返ってみることにします。えーと、ただの日記です。

4月20日金曜日の朝。二階の洗面所に取り付けられた石油給湯ボイラーの交換に行きました。まずは煙突の排気トップを外します。洗面所の下が丁度車庫になっていて、短く傾斜の強めな屋根が突き出ています。そこにハシゴをかけ、屋根に登っての作業でした。廃棄トップを取り外し、降りようとハシゴに足をかけた瞬間、ハシゴの足が滑りだし、ボクは垂直に落ちました。

落下しながらも屋根がハシゴによって削られているのを見て、「うわーやばいな、屋根直さないと」なんて事を思っていました。落ちた後はめっちゃ痛かったけど、骨折や大きい病をした事がなくて、この時はここまで大袈裟な事になるとは思ってもみませんでした。ボクは中で作業している相方に電話をして、落ちた事を伝えます。すぐ会社の前にある病院に運んでもらいました。

靴下を履いているのも痛い感じでした。でも写真を撮る事は忘れなかったようです。

ここで2時間とちょっとレントゲン撮影や診察をしてもらいます。待っている間も痛みがすごくて脂汗が吹き出てきます。手術が必要だとのことで、紹介状を書いてもらい、製鉄病院に向かいます。もしかしたら救急車を呼ぶレベルだったんじゃないかと、ココで気がつきます。遅いですね。

午後からの受付はしていないという事で、急いで車を走らせてもらいました。午前中に何とか紹介先の病院で受付を済ませ、CTを撮りました。撮影中は動かないでとか言われて患部を固定されたと思います。この間もかなり痛いです。診察をしてもらったのが2時とかそのくらいでしょうか?この頃になると若干悟りを開いたようになり、痛みと同居する術を身につけます。ウソです。痛くて気を失いそうでした。

悟りを開いたとか言われている現場です。

「入院ですね」

医師にキッパリと言われた言葉。ボクはヤッパリかーと、衝撃を受けます。随分とサッパリしているように感じましたが、病院側からするとよくある事なんで、まあしょうがないですね。正確にはもう少しお話ししたように感じてますが、覚えていません。右踵骨折と診断されます。分かりやすいです。この後に退院後松葉杖なしでも歩けるような、足にはめる装具を作りました。骨折間もない足に、石膏を巻きつけ、固まったら剥がします。ボクはあまり闘争心のない方ですが、この時ばかりは痛くて痛くて、装具屋さんに対してマジギレしてました。しかも約10万円を現金で払って欲しいとか、激痛の最中に言われます。装具屋さんは全く悪くないです。怪我した自分が悪いんです。でもなんか抑えきれない何かが吹き出しそうでした。

この時もかなりの激痛が走ってました。まだ写真を撮るのは忘れてません。

ここから病室のベットの上で同意書やら入院手続きの書類にサインして行きます。結構事務的なんだと思いました。病院のパジャマ的なものに着替えて、4時ごろに手術室に移動して麻酔をかけられます。やっと痛みから解放された瞬間です。後はもう、まな板の上のヒロユキです。何かの機械で踵から、バーベQで使うような鉄の串を打ち込んでいるようです。(この串が(病院側の人はピンと呼んでます)後に大変な事態を巻き起こす事になるのです。)ガンガンとハンマードリルのような振動を受けて、合計3本のピンが埋め込まれます。無事に手術は終了です。土日になると手術が受けられなくなるかもしれないところだったので、金曜日に間に合って良かったです。

手術の翌日。ゾイドみたい。

この日の夜から二日ほどは痛み止めも効果が薄く、眠る事が出来ませんでした。そして点滴をしていて歩けないから、トイレに行くのも、あのボタンを押して看護師さんを呼んで連れて行ってもらいます。若い女性と夜に2人でトイレに行くとか、かなり恥ずかしかったです。二日目あたりでしょうか、やっと痛みが落ち着いて寝られるような感じになって来ました。ボクもなかなかのいびきストだけど、それを凌駕するほどのいびきマスターが、しっかりと夜の病室を盛り上げます。この頃から個室に移動出来ないか相談し始めました。三日目あたりから、点滴も取れて車椅子があれば1人でトイレにも行けます。最初は恥ずかしかったトイレの同行も、今となっては寂しささえ感じます。

病室での基本スタイル。ピンクは中に保冷剤が入っています。

車椅子から松葉杖と移動手段が変わった時に、とても不便でした。スピードが出ない。移動のスピードが半端なく遅い。そして物が持てない。病院内のコンビニに買い物に行っても商品を手にする事が難しい。ポケットに未会計の商品を入れてレジでポケットから取り出す感じで、軽く犯罪者っぽいです。そして袋に入れてもらったお菓子とかが、松葉杖と一緒に歩くとかなり揺さぶられるわけです。この時からボクはリュックを使うようになりました。買い物やトイレに行っても、右足は地面に付けないから左足が以上に発達してきました。いろんな動作をするたびに、片足スクワットです。

何処か体に障害があると、外に出るのがこんなに大変なんですね。想像以上でした。扉を開けるのにも右往左往しています。そして何より気力が落ちます。ただボクは毎日のように誰かがお見舞いに来てくれていたのもあって、何とか元気に過ごす事が出来ました。本当にありがたいです。

個性的なお見舞いありがとうございます。

入院中、嬉しかった事があって木曜日にシャワーを浴びれた事です。それまでは、洗面所で頭と顔を洗うくらいで、あとは朝に蒸しタオルを渡されて全身を拭いていました。右足にビニールを被せて、足をつかない状態でズボンやパンツを脱ぎ履きするのは大変でしたが、あの時の爽快感は今でも忘れられません。1週間もお風呂に入らないと、人としての何かが失われていくような感じでした。何かは分かりませんが。

まあ次の日に退院する事になるんですけどね。

退院直前の足。

とまぁこんな感じが事故発生から手術、入院、退院までの流れです。

なんか長くなったので、続きを書く気力があればまた書きます。

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